任意売却と引越し代

 「任意売却をすると引越し代をもらえるんですか?」 という質問をよく受けます。認めてもらえる場合もあるし、認められない場合もあるというのが答えとなってしまいますが、ここでは何故引越し代をもらえたり、もらえなかったりするのか? そもそも住宅ローンが払えないからご自宅を売却するのに、何で引越し代がもらえたりすることがあるのか? について解説していきます。

1、何で引越し代がもらえるのか?

 住宅ローンが払えずに不動産を売却しようとする方。 当然引越しするお金がないということも予想されます。 債権者(銀行、保証会社)の立場で考えて頂くとわかりやすいと思いますが、住宅ローン滞納者への措置としてはその担保不動産を競売にかけ換価することが一般的です。 しかし、競売では市場価格より安く取引されることが多いため、市場価格より低い金額しか回収出来ないことが多いのです。 また、競売申立から開札までおよそ半年はかかり、予納金も必要となってしまいます。

 従って一般的には、競売より任意売却で不動産を売却したほうが高値で取引でき、回収金額が高くなります。 つまり、債権者にとっても、任意売却のほうが競売よりメリットがあるため、売買代金を全額回収して返済に回すのではなく、その一部を引越代として債務者(あなた)に渡すのです。

2、引越し代をもらえるケース、もらえないケース

 統計を取っているわけではありませんが、平成18年頃までは引越し代は、任意売却をする際ほとんど認められておりました。物件価格にもよりますが、200万円の引越し代ということも現実にありました。しかし今は、住宅金融支援機構など、認めてもらえないケースが増えています。

  • 競売の場合でも、引渡命令により立退きもスムーズに行くことが多く落札金額が以前より高くなっている
  • 住宅ローンを払っていないんだから引越代くらい何とかしろ
  • 引越代を認めたり、認めなかったりという公正さに欠く行為なため

 などなど色々ありますが、債権者が引越代を認めるべき合理的な理由が存在しないからです。しかし、現実問題引越代がないと引っ越せないというご相談もあります。はじめからその辺の話が出来れば、2000万円の物件で 「150万円引越代欲しいんだけど」 なんて法外な話はお断りさせて頂きますけれど、購入者に立退き料の援助を協力してもらうなど何らかの方法で引越代をお渡しできるように協力させて頂きます。

※ 投資物件については引越し代は出ません

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